インフレ率の低い国の通貨に対してFX為替レートが下落していく

購買力平価説を説明するときに、よく例に挙げられるのがマクドナルドの「ビッグマック」です。世界各国で販売されているたスめ、価格が比べやすいからです。

たとえば、ビッグマックがニューヨークでは1個2ドル、東京では1個300円だったとしましょう。このとき、国は違ってもモノの値段は同じ(一物一価)という法則がFX為替相場にもあてはまるとすれば、

2ドル=300円ということになり、ドル/円レートは、

1ドル=150円が適正ということになります。

そして1年後、ビッグマック1個の値段が東京では300円のまま変わらず、ニューヨークでは3ドルに値上がりしたとします。先ほどと同じように考えると、

3ドル=300円なので、ドル/円レートの適正水準は、

1ドル=100円になります。

1年後に、日本に比べて米国の物価が上昇した分、1ドルの価値は150円から100円に下がっていますね。つまり、購買力平価説では、インフレ率が高い国の通貨は価値が下がり、逆にインフレ率の低い国の通貨は価値が上がるとなるわけです。

ここでいう購買力とは、その通貨がもっている「モノを買う力」のことです。先の例では、米国で2ドルで買えたビッグマック1個が、1年後に2ドルでは3分の2個しか買えなくなりました。

このように、インフレ率の高い国の通貨は購買力が減少していくため、インフレ率の低い国の通貨に対してFX為替レートが下落していくのです。

おすすめのFX投資教材は佐野裕さんのマエストロFXです
資産運用の知識
サイトマップ – FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!
資産投資を知る

日本人の家計金融資産残高は1500兆円

「日本人の家計金融資産残高は1500兆円。このうち現預金が5%で50%が預金だ。ところがこの部分はとてもインフレに弱い。インフレになればひとたまりもない。目減りするのは必須だ」。

最近でも良く聞かれる意見です。これは果たして本当でしょうか?
この理屈が合理性を持つためには、少なくとも、過去において預貯金がインフレをヘッジできなかったことが明らかにされなければなりません。

過去25年あまりの間におけるインフレ率と預金金利を対比させて見てみると、インフレ率として消費者物価指数の対前年同月比を、預金金利としては1年定期金利を採用してあります。

一目にして歴然、この程度には、インフレ率と預金金利とは正の相関関係にある、つまり、インフレが昂進している時期にはます、預金金利も高く、上昇傾向にあるのです。

おすすめ!渋谷高雄さんの株取引・株式投資教材をご紹介します
株式投資の考え方と銘柄選びの方法
株取引の方法を解説しているサイト
インターネット株式投資の知識と方法を徹底解説!